Drag-Free Drifts | |||||
第4位は岐阜県の奥飛騨「蒲田川」の解禁2日目に釣れた岩魚。 2年ぶり3回目となった今回の蒲田川は友人らと3月1日より3泊4日の遠征となった。 最近解禁といえば多くの雑誌が取り上げる超メジャー河川である。 解禁早々平日を休むのはサラリーマンにとってはちょっと難しく、 過去2年は仕事で行けなかったので、今回は気合いが入った。 雑誌などで紹介されているのでご存知のかたも多いとおもうが、 この川は地熱と温泉の流入により水性昆虫が他の場所に比べ 早くからハッチして、3月の解禁からマッチザハッチが楽しめる確率が非常に高い。 それも河原は雪景色で吹雪になれば零下は当たり前。 川からはもうもうと湯気が立ちのぼる。 水生昆虫はそんな中ハッチするから凍死するんじゃないのかと心配してしまうが、 写真のようにハッチして雪の上で休んでいたりする。 (シロハラコカゲロウ ダン オス。オスは目の上に茶色の目がもう一つ出ており、サイズは少し小さく、ボディーカラーはメスよりグレーにな っています。体長8-10mm/#16-14フック) 今年の解禁日から2日間は平日にもかかわらず、有名ポイントや区間には人が溢れていた。 午前中にある人が2kmほどの区間を数えたら100人以上いたらしい。 それに、フライロッダーズの企画で岩井渓一郎、鈴木寿、杉坂研治の3氏による それぞれの釣り対決を取材されていたので、ちょっとだけ見学したりもできたが、 岩井さんはライズにこだわり、(それもユスリカのハッチを予測し、プールでライズ待ちされていた。) 私の経験から見ても今年の蒲田川は極端にライズが少なかったので、 苦労されて取材終了ぎりぎりに一尾だけ釣られていた。 私は勝負している訳でもないので気楽なものである。 ライズがないので、早速瀬をたたきながら釣り上ると25cmから28cmほどのイワナが数尾釣れた。 それに、シロハラコカゲロウは16番、マエグロヒメフタオカゲロウは体長14mm(12番フック)の大きさなので、ミッジングに比べ遥かに釣りやすいのである。 人が何人も通り過ぎた後でも人の叩かないポイントを丹念に攻めると、 我慢できなくなった岩魚が飛び出してくるから蒲田川詣ではやめられない。 2日目の2時過ぎに釣り上っていると、浅いプール状の流れに来た。 他の人たちは浅いので、釣らないでパスしていくようなポイントなのだが、 目の端にライズを発見。 しばらく観察していると、4尾ほどがライズをはじめた。 先ほどからフタバコカゲロウ(ボディが黄色の体長8-10mm)ダンが流れてくる。 16番フックに巻いたダンパターンに結びかえ、立ち位置を考え移動。 低い姿勢でキャストして流れに乗せるとフライにライズするが、 くわえきれず失敗。もう一度気を取り直してキャストすると今度はバックリ! 2番ロッドがバッドから曲がって下流に走られ、自分も走り出していた。 なんとかネットに収まったのが尾ビレが大きな美しい岩魚。 メジャーすると28.5cm。狙って釣るドライの釣りで解禁早々に感動である。 その後、釣り上がって叩くと魚は何度も飛び出してきて楽しい釣りができた。 その日は飛騨牛の串焼きをはじめ美味しい料理、お酒をいただき満足。 雪の降る露天風呂で日頃の疲れを取り、リフレッシュ。 来年も休みがとれたら是非とも遠征したい蒲田川でした。
by light_cahill
| 2005-10-09 20:50
| flyfishing
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