Drag-Free Drifts

Stomach Pump

渓流で釣りをする際、1尾目で実行するのが
ストマックポンプで胃の内容物をチェックすること。
魚にはちょっとかわいそうだが、なるべく優しく吸い上げている。
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川では、場所、時期、時間、天候、などにより
流下してくる水生昆虫、陸生昆虫、小魚など
トラウトが捕食しているものが、刻々と変化していく。
時には、10メートル違っても捕食対象が違うということもある。

毎日川に通っている達人でなければ、
今、何を捕食しているのかの見当さえつかないであろう。
ストマックポンプで内容物を見ると、
今何を捕食しているか、
数時間前になにを捕食していたかが、確認できる。

水生昆虫であれば、水面下のニンフ、羽化直前のピューパ、
抜け殻のシャック、水面上のアダルト、羽化に失敗した個体など。
様々なものが入っている。

そこから水生昆虫のサイズ、カラー、などを照らし合わせ
手持ちのフライで近いものをセレクトして釣りを再開する。
この謎解きに合格し、ドラッグフリーでプレゼンテーションして、
魚がバシャ!と来た日には感動もので、
これぞ究極のマッチザハッチの面白さである。
フライフィッシングが人を魅了する知的、頭脳ゲームだと実感する。

だけど、日本の渓流は流程が短い急流が多いので
魚は食べ物っぽければ何でも食べることもあると感じる。
時々ハッチを無視してドデカイ#12くらいの
エルクヘアカディスなんかをポンと投げて
ガバッとくる釣りもエキサイティングで、好きである。
(写真は2005年蒲田川。#18フタバコカゲロウ ダンのマッチザハッチで釣れた32cm岩魚。)
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by light_cahill | 2005-12-23 10:33 | flyfishing
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