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Drag-Free Drifts

阿寒湖釣行 #5

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6月7日(火曜日)午後4時に漁協前から友人ら5人で大島に向かう。東から西への風が吹いているので、大島の西側が風裏になりユスリカのハッチがかなり期待できそうである。大島に着くとやはり風裏になっていて湖面も凪いでいていい雰囲気。樹木にはアダルトが相当数舞っているが例年に比べるとまだまだの量である。山陰に陽が落ちて30分ほどがイブニングの時間なので、それまでストリーマやソフトハックルをインターミディエイトラインでリトリーブするが、1時間なんの反応もないまま時間だけが過ぎてゆく。まだ群れが来ていないのか、そうこうしていると天候が急変し風向きが変わり湖面も波立ち、気温が一気に下がって来た。もうすぐ良い時間になろうという時に最悪である。
しばらく体が冷えるのを押さえるため上陸して様子をみていたが一向に回復しない。陽も山に入り、後30分しか時間は残っていなかったので再び立ちこんでフローティングラインにCDCユスリカピューパにモノフィラで水面下4cmにぶら下がるオリジナルパターンを試してみることに。
友人に何度かライズが来ていたので水面を凝視してライズを読み、キャストして多少スローリトリーブで誘うと波間からフライにヘッドアンドテイルでアメマスが襲いかかった。それは今思い出してもスローモーションのように眼に焼き付いているが、自分でも不思議なくらい冷静に合わせを入れていた。ズンと重みがロッドに乗りしばし左右に走られたがすぐにランディングできた。サイズは54cmのアメマスであったが大島には毎年渡船しているけど40cm台の小さめの群れにしか遭遇したことがなかったので、今回は大型の群れの回遊に当たったようである。その後フライが見えなくなってしまったが迎えの船が来るまでキャストを繰り返し続け、アタリはあるもののフッキングは出来ずその日は終了。
今回の阿寒湖の釣行で一番印象に残ったピューパの釣りであったが、阿寒湖にくる前にピューパを補食するなら水面下が魚にとっては一番食べやすいと想像して、いくつかの水面下バージョンを試作して望み、狙いが当たったのがうれしかった。それに水面が荒れていたので水面下のフライが発見されやすく効いたのだと思う。
今回の短い阿寒湖釣行は季節の遅れで魚が少なく、この記事を書いているころが一番いい時期になっていると思われるが、なんとか数尾のアメマスが釣れたことに感謝である。来年もまた訪れる日を楽しみに。
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by light_cahill | 2005-06-14 23:46 | flyfishing
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