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Drag-Free Drifts

紅葉を追いかけて(富弘美術館)

日光湯川でのリバー魚ッチングの帰り道。
いろは坂を降りながらまだ紅葉が見れそうな場所を考えていた。
昔何度も釣りに来ていた、神子内川ならまだ紅葉してるのではと、
足尾方面へと向かう。日足トンネルを抜け神子内川上流部を走るが、
すでに落葉していた。
5kmほど走ると徐々に紅葉が見え初め、
神子内橋付近で辛うじて紅葉の跡形のような風景が見れた。
紅葉を追いかけて(富弘美術館)_d0016085_0423596.jpg

ピークは過ぎていたものの、太陽の光で鮮やかなコントラストが美しい。
川は減水し、落ち葉が川を覆っているので魚は確認できなかった。
この辺は渡良瀬渓谷と言い、2両編成の古い鉄道が走っていてのどかな風景が
広がる、この辺から渡良瀬川と名を変えて桐生市(ライズの釣で有名になりましたが)
へと川が流れている。
それから下流に降りて行くほど紅葉の色味は鮮やかさを増して、
草木湖近辺はピークを迎えていました。
紅葉を追いかけて(富弘美術館)_d0016085_0491976.jpg

道路沿いに洒落た建築物が見えてきた。
それは富弘美術館でした。
こんな機会でないと見れないなあと、観賞することにした。

星野富弘氏は不慮の事故で手足の自由を失いながらも、
口に絵筆をくわえて文章や水彩画を創作している。
この地がふるさとで美術館ができたらしい。
館内に入ると、円形の展示室がいくつもつながり
見ているうちに自分がどこにいるのか迷子になりそうである。
順路にしたがい歩いているともとのホールに戻れた。

健常者が手で描いてもここまで、人の心を打つ絵は描けない。
口で描いているなんて信じられない。
なにげない四季の自然を題材にしているのだが、心やすらぐ作品の数々でした。

ただ、最近流行の日光方面へのバス旅行のコースに入っているらしく、
10数台の団体が後から後から入場するので、大混雑だったのが残念。
平日が観賞のお薦めの美術館です。

by light_cahill | 2005-11-22 01:13 | ART
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